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【FIREの規模別】FIREの種類と必要資金、戦略を徹底解説 目指すならどれ?(王道・初心者向け)

FIRE 経済的自由

近年話題の FIRE(Financial Independence, Retire Early) は、「経済的自立をして早期リタイアを目指す生き方」です。

「いつかは会社に縛られず自由に暮らしたい」そんな思いを一度は抱いたことがある方も多いのではないでしょうか?

一口にFIREと言っても、目指す生活水準や資産規模によって必要な金額も手段も大きく変わってくるため、最近ではいくつかの種類に分けられています。

特に新社会人や30代の会社員の方にとって、いきなり億単位の資産形成は現実的ではありません。まずは 「自分に合った規模のFIRE」を知って、無理のない戦略を立てることが大切です。

この記事では、代表的なFIREの種類と規模ごとにとるべき資産形成のポイントを、30代でSide FIREを達成した元証券トレーダーがわかりやすくまとめます!

この記事を読むと

・4種類に分類されたFIREの特徴が分かる
・種類別のFIREを目指すための戦略が分かる
・FIREを目指す上での注意点が分かる

FIREの種類と特徴、必要資金

まずは代表的なFIREのスタイルを知っておきましょう。

Side FIRE

フルリタイアはせず、副収入で生活費の一部を補いながら自分の好きな働き方で「ゆるく働く」スタイルです。FIREの中では必要な資金が少ない点と、仕事自体は続けるために経済的な自由度が比較的高い点がポイントです。

家賃の支払いや生活費に困らずに好きな働き方を選ぶことが目標なので、月々10万円~20万円程度のキャッシュフローがあれば達成できそうです。

Lean FIRE

Lean(リーン)とは、痩せた、無駄を省いた、という意味です。生活費を最小化して完全リタイアを目指します。物価の安い地方に引っ越したり、ミニマリストとして節制を行うなど、お金を使わなくても生活が楽しめる人に向いています。

必要最小限の支出で生活をするため、必要なキャッシュフロー自体はSide FIREとあまり変わらず、月々20万円~30万円程度あれば十分でしょう。

Coast FIRE

Coast(コースト)とは、滑る、という意味です。ジェット「コースター」のコーストですね(英語ではRoller Coaster)。若いうちに投資元本を作り、あとはその運用益だけで資産が増える状態を作ることを目指します。つまり、老後資金を早めに確保し、後は「頑張りすぎずに働き続ける」スタイルです。「Retire」はしない前提なので厳密には「FIRE」ではないという意見もあります。

基本的には定年まで働き続けることを前提としているため、必要な金額のハードルは低く、20~30代で1,000万円~2,000万円ほどの投資元本を作ることができれば、その後は元本が自分で成長してくれるため、それ以上の貯蓄は不要になります。

Fat FIRE

Fat(ファット)とは、太った、豊かな、という意味です。その名のとおり、必要最小限の資金だけでなく、贅沢な暮らしも可能なほどの収入を得られる状態を作ってリタイアするスタイルです。まさにFIREの究極系とも言えます。もちろん、4つのFIREの中で最も難しいことになります。

どれくらいのお金があれば金銭的に豊かといえるかは人それぞれですが、日本では純金融資産(資産の合計から負債を差し引いた金額)が1億円以上の世帯が「富裕層」と定義されており、「億り人」という言葉もあるとおり、一般的にこのあたりの規模が目安になると思われます。

※金額はあくまで一例です。生活費や家族構成、金融情勢で変わります。

一覧表で特徴を確認

種類 特徴 必要資金目安 向いている人
Side FIRE 副収入を得ながらゆるく働く 月10~20万円の副収入 仕事を完全に辞めるのが不安な人
Lean FIRE 支出を最小化して完全リタイア 月20~30万円の収入 ミニマリスト志向
Coast FIRE 若いうちに老後資金を確保 20~30代で1,000万円~2,000万円ほどの投資元本 仕事を続けたい人
Fat FIRE 十分な資産で完全リタイア 1億円以上の純資産 高収入者・起業家

筆者の場合

筆者は30代でFIREを達成しましたが、この4分類で言うならばややLean FIRE寄りのSide FIREでしょうか。

当初はじっくり構えてFat FIREを狙っていましたが、仕事を辞めることの優先順位が高くなり、結果的にSide FIREとなりました。

もともとあまり贅沢をするタイプではないため、会社員を辞めるために必要な資産のハードルは低く済みました。また、退職後は不動産収入と日経先物・オプション(とささやかなデイトレード収益)で生計を立てているため、仕事自体は続けているといえます。

いずれはもっと資産規模を拡大させて、当初予定どおりFat FIREに近づくことを目指したいですが、今の生活にも十分満足しています。

規模別の資産形成戦略

仕事と人生、ワークライフバランス

Side FIREを目指す人の戦略

こんな人におすすめ

安定収入を確保しながらも、会社に縛られず自由度を高めたい人

考え方

まずは自分の生活費を把握しましょう。その金額が目標のキャッシュフローとなります。

必要な収入の目安ができたら、そのお金を生み出すための仕組みを考えます。

キャッシュフローを生み出す仕組みの例

・株式配当や投資信託の分配金収入
・不動産の賃貸収入
・副業の収入
・ブログやYouTubeのアフィリエイト収入
・本などの印税
・特許権使用料

具体的な投資手法

最も手がかからないのは株や投資信託を購入して配当・分配金を受け取ることですが、配当利回りは良くて4%なので、かなりの金額を投資する必要があることは覚えておきましょう。

不動産は立地や築年数によって利回りが大きく異なりますが、筆者が実践している古家再生投資では10%以上の利回りが期待できます。実際、筆者の不動産ポートフォリオの平均利回りは13%~14%です。

投資や副業で月5万円〜10万円を稼ぐだけでも安心感がまるで違います。まずは無理せずに、お金が入ってくる仕組みづくりに取り組みましょう。

ある程度のキャッシュフローができたら、例えばフルタイムの正社員を退職し、派遣社員や契約社員など、自分の都合のよい時間に働きつつも、安定した収入が得られる仕事に移行するのも有効です。

Lean FIREを目指す人の戦略

こんな人におすすめ

支出を極限まで絞ってでも、自由な時間を優先したい人

考え方

こちらもSide FIREと同様に生活費の把握が第一ですが、生活水準を徹底的にスリム化するのがカギとなります。目標は完全リタイアなので、いかに必要な資産額(キャッシュフロー)を下げるかが重要です。

生活費の固定費(家賃・車・通信費)を削ると効果大です。可能であれば実家暮らしや、地方に移住するのも手です。

キャッシュフローの生み出し方はSide FIREでも説明したとおりですが、完全リタイアを達成するにはより盤石の状態を作る必要があります。

具体的な投資手法

株式投資では、高配当株だけに集中させると突然の減配・無配リスクが怖いため、インデックスにも資金を振り分けてポートフォリオの安定化を意識しましょう。

不動産収入を利用する場合も、入居率の低下が生活費に与えるダメージを軽減させるために、複数物件・複数戸数を意識して物件を購入するのがおすすめです。目標金額はFat FIREと比較して低いため、古家再生投資や区分マンション投資でもLean FIREの達成は十分可能ですが、これらは1物件1部屋なので、複数棟を所有するか、アパートを1棟以上経営するのが有効です。

筆者は複数の築古戸建物件の他、土地から新築したアパートを1棟所有しています。

アパート投資のおすすめ書籍

いずれもやや古いため、融資情勢の話などはあまり参考になりませんが、考え方のエッセンスは今でも変わりません。

Coast FIREを目指す人の戦略

こんな人におすすめ

今全力で頑張って、後々の生活で楽がしたい人

考え方

このスタイルは生活費うんぬんではなく、若いうちに頑張ってできるだけ大きな投資元本を作ることに注力します。老後資金は2,000万円必要と言われることもありますが、退職までにこの金額を稼いで運用に回すことができれば老後は安心でしょう。

全力を出して早めに目標金額を達成することを目指すので、たとえ収入が少なくとも積み立てる金額を優先します。そして一度資産が貯まったら、あとは運用で育つのを待つだけです。

具体的な投資手法

投資の考え方はSide FIREやLean FIREのようなキャッシュフロー重視ではなく、資産の安全性・安定性が重要なので、株ならばインデックスの積立投資、不動産ならば都心の区分マンションや、好立地の新築アパートなど資産性を重視した戦略が有効です。

また、仕事は続ける前提なので、住宅ローンを利用した住み替え戦略も非常に有効です。

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なお、このスタイルは一度目標が達成できたら、あとは自分がやりたい仕事を選ぶことができるため、キャリアの選択肢が多く、好きな仕事に転職することができます。

Fat FIREを目指す人の戦略

こんな人におすすめ

FIREの究極系を目指したい人

考え方

生活費の見直しや倹約よりも、とにかく今の収入を大幅に増やす努力をすることが肝心です。高収入キャリアへの転職、起業など、ある程度リスクをとってでも年収アップを目指す姿勢が必要になります。

また、投資額や生活コストも高く設定するため、早めの税金対策が必須です。最初から法人立ち上げに踏み切るのが得であるケースも多く、場合によっては相続対策までスタート時点からイメージする必要もあります。

具体的な投資手法

Fat FIREを目指す時点で、元手もそれなりの金額が要求されるため、投資手法も様々ですが、王道は株のインデックス+高配当銘柄投資と、融資を大胆に活用した不動産投資の2つです。

株式投資の場合は、高配当かつ安定している銘柄の選定や、ポートフォリオの定期的な見直しが必要ですが、一度買ってしまえば原則持ち切り(Buy&Hold戦略)が基本なので、管理はとても楽です。NISA口座という強力な節税の恩恵も受けられます。その代わり、Side FIREの項目にもある通り、配当利回りは良くて4%なので、かなりの金額を投資に回さなければなりません。また、株式市場が右肩上がりの成長を続ける保証はどこにもないことにも注意です。

不動産投資では、金融機関からの融資を積極的に活用し、自己資金をなるべく温存して物件を計画的に買い増す戦略が必要です。筆者が実践しているような、現金多め+規模小さめの戸建投資では拡大スピードが非常に遅いため、少なくとも一棟3,000万円クラス以上のアパートや一棟マンションを、自己資金3割以下で購入する戦略が向いています。株式投資より圧倒的にスピードが出ますが、多額の借り入れを行うため、急に退去が連続したり、ご自身が働けなくなって収入が途絶えると、途端にキャッシュフローが回らなくなるというリスクがあります。

融資を活用した大規模不動産投資のおすすめ書籍

こちらのリストには上級者向けの書籍が含まれます。やはり融資情報ではなく、「考え方」を学ぶのが重要です。

また、ここではあまり深く触れませんが、会社を企業して株式の上場(IPO)とともに引退する、というさらにアグレッシブな戦略もあります。

上記の株式投資や不動産投資よりさらに大きく早くお金を稼ぐことも可能ですが、「ビジネスを一から作り上げて軌道に乗せる」というのは茨の道でもあり、華々しい成功者の裏に多くの脱落者がいることは覚えておきましょう。

「不動産は節税になる」という詭弁

FIREを後押しする共通のポイント

FIRE、副業、投資

どの規模のFIREを目指す場合でも共通する大事なポイントがあります。

収入を増やす工夫をする

まず投資用の種銭を作り、雪玉のように転がして大きくしていくのが基本です。

本業を一心に頑張るだけより、副業や転職の方がトータルの年収を効率よくアップさせることができる場合があります。

新社会人の方は次の記事も参考になると思います。

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スタート地点はみんな違う

支出をコントロールする習慣をつける

FIREは退職後にどのような生活を想定するかが重要です。普段の支出を減らすことで、目標金額も下がり、FIREを達成しやすくなります。特にLean FIREでは必須項目です。

まずは固定費を削り、無駄遣いを減らすだけでも貯蓄ペースは変わってきます。まずは家賃など、大きな支出から減らせないか検討しましょう。

使える制度は全部使う

企業型DC、iDeCoやNISAなど、非課税制度はぜひ使いましょう。

また、自治体によってはいろいろな状況で補助金を出す制度がありますが、よく調べないと知らないまま終わってしまうものばかりです。定期的に役所のHPを確認することをおすすめします。

自治体の融資補助

筆者は古家物件を現金で買って、リフォーム代について融資を引くという戦略をメインとしていますが、「自治体があっせん・補助する融資」として、利息の全額を自治体が払ってくれる形で、信用金庫から融資を受けたことがあります。

このときは信用金庫の担当者から「こういう制度がありますよ」と紹介されて見つけた流れです。

この話を投資仲間にすると驚かれますが、ぜひご自身の住む街の補助金制度は確認することをおすすめします。

NISA、iDeCo

仲間や目標になる人を作ってモチベーションを保つ

会社の上司や同僚に「FIREを目指しています」とはなかなか言えない(言うべきでない)ものです。投資家はどうしても孤独になりやすく、今の方向性が合っているのか自信をなくしてしまうことがあります。

そのようなときに、同じ志を持った人とのつながりがあれば、モチベーションを保ちやすく、情報交換もできるために、努力を続ける原動力になります。

筆者にも、「不動産投資の師匠」とも呼ぶべき人物がいます。最初に戸建を購入したときに、リフォームから客付けまで直接相談に乗ってもらった不動産FIREブロガーさんです。右も左も分からなかった筆者に、親身になってアドバイスをして下さいました。数年後、FIREを達成できたと報告した際に自分事のように喜んでいただけてとても嬉しかったですね。

「知らない人たち」と「知っているけどやらない人たち」

FIREを目指す上での注意点

FIREは人と違った生き方なので思わぬトラップに遭遇するかもしれません。以下、FIREを目指す上で知っておきたい注意点をあげていきます。

ライフステージの変化も見据える

結婚、出産、教育、親の介護など、ライフステージによっては当初のFIRE計画を修正しなければならない場合があります。

最速FIREを目指すならば、結婚しない、子供を持たない、などのスタイルを選択するのも一つの手ではありますが、人生で何が重要かは個人で違うため、よく考えておきましょう。

筆者にとってFIREは目的ではなく一つの目指すべき通過点として捉えていたので、たとえ達成が遅くなろうともそのタイミングでしかできないライフイベントを優先させたい思いがあり、結婚に踏み切りました。また、ここで不動産投資に理解があり、協力的なパートナーを選ぶことができたのも幸運だったと思います。

▼ 筆者のプロフィール

Mewcle
運営者プロフィール:就職から不動産FIRE、個人トレーダーになるまで

2025/6/17  

基本情報 簡単なプロフィール 名前:Mewcle(みゅーくる) 30代、個人投資家/資産管理法人オーナーとして、不動産と株トレードで生計を立てています。 大手証券会社で株トレーダーとして働きながら20 ...

ライフステージ

失業保険はもらえないかもしれない

失業保険とは、雇用保険を払っている労働者が失業した場合に受給できるお金のことです。

自己都合の退職でも失業は失業なので、通常はハローワークに申請することで手当金をもらえるのですが、事業規模の副業をおこなっている場合は「失業」とみなされず、給付されない可能性があります。

特にFIREを目指す投資家であれば、キャッシュフローを得るために事業規模の不動産収入を持っている場合が多く、失業保険の給付要件を満たさないケースもあります。筆者もこのパターンでした。

それなりに大きな金額が関わる話なので、事前によく確認しておくのが無難です。

健康保険料・住民税に注意

会社員であれば、会社の健康保険組合に自動的に加入して保険証がもらえますが、退職して無職になると、14日以内に国民健康保険に加入するのが一般的です。

国民健康保険は市町村が運営しており、保険料は基本的に「前年の所得」によって決まります。したがって、無職になった直後でも、保険料は給料をもらい続けている前提の金額になるため、思わぬ出費に驚くことになる可能性があります。

もともと年収が高くない仕事からFIREする場合はあまり問題になりませんが、そうでない場合は下記のような対策が考えられます。

・法人を立ち上げて健保に加入し、自分に給料を払う

・新しい勤務先に就業する

法人から自分に給料を払う場合、保険料の基準値は年収になるため、条件の範囲内でなるべく安い金額を自分自身に支払うのがポイントです。これによって保険料自体を安く抑えることができますが、デメリットとしては、法人と自分自身で保険料を「折半」するため、事実上は自分の財布からお金が出ていくことに変わりはないという点があります

新しい勤務先に就業する場合は、会社員と同様に勤務先の健保に加入することで、給与から天引きされる形で"その時点の給与"をもとに保険料が徴収されます。職場によって、健保加入には週20時間以上勤務する、など条件が付いていることがありますが、Side FIREやLean FIREであれば、働くこと自体に抵抗はないことも多いと思われるため、健康保険料のために派遣社員やパートとして勤務することは現実的で有効な選択肢です。

また、健康保険料と似ていますが、住民税も前年の所得で計算され、翌年の6月から課税されるため、支払い金額とタイミングに注意が必要です。

過度な節税が成長の足を引っ張ることも

帳簿上の収支をうまくコントロールして赤字にすることで、支払うべき税金が減るため、世の中の「節税策」の多くは、確定申告においていかに赤字を生み出し、所得を少なく見えるか、というスキームで構成されています。

もちろん法律で認められている範囲で節税をすることは問題ありませんが、融資を前提とした不動産投資を行う場合は注意が必要です。

銀行に投資用ローンを申し込んだとき、最初に必ず見られるのが確定申告書、法人であれば決算書です。そして、純利益の項目が赤字になっていればかなりのネガティブイメージがつくことになります。

銀行員は専門家なので、節税策を講じた結果そうなっている、ということは理解してもらえるのですが、そもそも銀行の融資方針が「赤字経営に融資NG」の場合もあり、いかなる理由があっても赤字の決算書を見せた時点で融資を断られる可能性すらあります。

税金を払いたくない気持ちは分かりますが、将来の成長を考えると、しっかり黒字を出して納税することで、「自分の事業は儲かるビジネスなのだ」と堂々と主張することができます。

FIREしてからやりたいことは?

ある意味最も重要な問いかもしれません。

FIREするぞ!と意気込んで目標を立て、そこまでの道筋を全力で駆け抜けるも、いざ念願のFIREを達成した後は何をしたらいいか分からず、結局会社員に戻ってくるという笑えない話も聞きます。

FIREして初めて、自分の生きがいが仕事だったと気づくパターンですね。社会との接点も減るため、人との関わりを感じられる場所が極端に減って寂しく感じたりもします。

あなたは何のためにFIREを目指していますか?もしかして、FIREが「ゴール」だと思っていませんか?

クリア後の世界

FIREは新しい人生のスタートラインです。手に入った自由をどう使っていくか、という選択から始まります。なんとなくFIREというスタイルに憧れるから、では、後の勢いが続かないかもしれません。

ちょっと思いつかないな、という人のために、筆者から3つ提案してみます。

・趣味を作る(できれば他人と関わるタイプ)
・採算は二の次のビジネスを立ち上げて社会貢献する
・筋トレをする

最後の方はふざけていると思われるかもしれませんが、至って真面目です。

FIREを目指してお金のことばかりを考えていると、自分の体や健康から意識が遠のきがちです。しかし、せっかくFIREを達成しても体が動かなければどうにもなりません。FIREしてやることがないならまず体を動かしてみてはいかがでしょうか。家から出るきっかけにもなる上、人とのつながりや新しい目標が見つかるかもしれません。FatにFIREしても体は引き締まった方が身軽です。

筆者の場合

まとめ

FIREには色々な形があるので、 まずは自分に合ったゴールを明確にするのが成功のカギです。

目指す規模によって戦略は大きく変わります。小さく始めて徐々にステップアップするのも立派な方法です。

FIREしたいけど何からやればいいか分からない人は、資産形成の勉強とともに、種銭の貯蓄から手をつけてみてはいかがでしょうか。

当ブログでは、他にも資産形成や不動産投資関連の記事を多数執筆しています。ぜひご覧ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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